新刊のご紹介

新刊のご紹介

令和の御伽草子

紹介

桃太郎が鬼退治を終えた後、三匹の家来はどうなった?
金太郎ってどんな話?
知っているようで知らない昔話の世界。
掘り起こしてみれば、くめども尽きぬ味がある。

現代を舞台にした新作も収録。
レトロな雰囲気の世界で個性豊かなキャラクターが人情と浪漫を語る。
社会を風刺した訓話から迫力満載の冒険活劇まで盛りだくさん。
令和の御伽草子、ここに成立。

目次

はじめに
桃太郎と三匹の侍
金太郎
三年寝太郎
カツ丼
夢を追う者
人は猫、猫は人
浮世の狭間に忍ぶ影

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恋色季節風(ペーパーバック版)

紹介

本書は電子版でも配信している「恋色季節風」「白百合シンドローム」「海沿いの町」「極夜のトワイライト」を収録した短編集です。

恋色季節風

紹介

由梨は父親と死別して伯父の家に引き取られることになった。
新しい家庭で暮らすうちに従兄の聖二に想いを寄せていた初恋の記憶を呼び覚ます。
同じころ、物や場所に宿った残留思念を読み取る超能力に目覚める。
由梨の記憶に甦ったのは今は亡き聖二のフィアンセの存在だった。
由梨は戸惑いながら過去につなぎ止められた聖二の感傷に迫っていく。
やがて由梨は岐路に立たされる。
そのとき思いがけない奇跡が由梨を未来へと導いた。

本作は「白百合シンドローム」の3年後を描いたものです。

目次

天涯孤独の身
目覚め
戸惑う心
センチメンタルなクリスマス
初恋を捧げるって……?
初めてのピアノ・リサイタル
転機
慟哭の夜
私の卒業式
憂鬱なお見舞い
未来へのエール
旅立ちの季節

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白百合シンドローム

紹介

ただの幼なじみだった鳩美があんなことを言い出すなんて……。
突然の告白をきっかけに平凡な日常が急転する。
ドラマのような恋愛に憧れていたけど、恋愛には奥手で無縁だった私。
鳩美のことを急に意識し始めて気持ちが揺れ動く。
でも、鳩美には他に彼氏がいるみたい。
私と彼女がたどり着く結末は……。

本作は「恋色季節風」の3年前を描いたものです。

目次

突然の告白
波乱のミーティング
お母さんとの別れ
私たちの結末

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海沿いの町

紹介

夏休みに東京から帰省した少年は思いがけず友達の姉に再会する。
お互いの気持ちを確かめ合った二人は初デートを迎える。
でも、彼女の奔放な性格は子供の頃のままで……。
夏の恋の物語。

目次

帰郷
夏祭りの思い出
再び夏祭りで
二人の初デート
愛の逃避行
潮風に吹かれて

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極夜のトワイライト

紹介

冬の夜、私は路上に遺棄されていた乳児に出会った。
連れて帰って世話をするうちに去年の夏の出来事を回想した。
一時の感情に流され、過ちを犯した苦い記憶。
心の傷がうずき出し、無力な自分に涙があふれ出す。
それでも私の心に夜明けが訪れた。

目次

冬の夜
あの夏の出来事
抗えない運命
愛を語る少女
黎明の光の中で

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勉強なんかやめちまえ!

紹介

学生の本分は勉強だ!
そう信じて机にかじり付いている、そこの君。
何のために勉強しているんだい?
一流大学を卒業すれば将来が約束されるとでも思っているのか?
そう思っているなら考え直した方がいい。
私は東大を卒業しても定職に就けなかったのだから。

今日では誰もが勉強は最高だと信じている。
でも、少し立ち止まって冷静に考え直してみよう。
学歴神話や終身雇用制が崩壊した時代に勉強が何になるのだろうか。
はっきり言おう。
今の時代、必死になって勉強しても空しいだけだ。
君もそろそろ目を覚ますときだ。

本書は幻想にまどろむ青少年を救うために書いた新しい人生論である。
さあ、勉強の意味を問い直そう。

目次


第一章 何のために勉強するのか
第二章 取り残された敗北者
第三章 世間を渡る処世術
第四章 タイタニックから脱出せよ
第五章 ベルトコンベアーの行く末
第六章 学校に巣喰う魔物ども
第七章 学校化社会の呪縛
第八章 99パーセントの敗者のために
あとがき

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ニートが叫ぶ

紹介

ニートは何を考えているのか?
社会をどう見ているのか?
これまでニートが話題になる時マスコミに登場したのは学者や評論家ばかりで、当事者は社会の隅に追いやられるだけだった。
それに代わってニートに社会を語らせるとどうなるのか?
真実は当事者にしかわからない。ニートについて最も熱く語れるのは識者ではなくニート自身だ。今こそニートの目に映る世界を存分に語り尽くそうではないか。
本書では就職、教育、引きこもり、階級社会など様々な社会問題を横断し、現代社会論の新しい地平を開く。
言説の場にニートが殴り込む!

目次


第一章 ニートが働かない理由
第二章 もっと自由が与えられたら
第三章 合意なき敗者たち
第四章 職業狭窄症
第五章 ニート支援事業の表と裏
第六章 スラム化する都市空間
第七章 階級社会の足音
第八章 明るい未来のために
あとがき